設備ジム設備管理の故障探し・しくみ図解・問題集

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きほん ・ 水

排水は重力で流れる:勾配と空気の通り道

蛇口の水はポンプや高さの圧力で押されて出てきますが、使った水(排水)は、ふつう押す力がなく、重力で低い方へ流れていきます。だから排水管には傾き(勾配)がいります。傾きを変えて、流れ方を確かめてみよう。

こたえ

排水は重力で流れるので、管に適度な傾き(勾配)がいる。傾きがないと水がたまり、汚れが残って詰まりやすい。水が流れると管の中の空気が動くので、空気の通り道(通気)もいる。

触って確かめる

管の傾き:
流し台から排水管を通って、縦の排水管へ流れる排水 左上の流し台から、横の排水管が右の縦の排水管へつながる。横の管の傾きを変えると、水と汚れの流れ方が変わる。縦の管の上には、空気の通り道(通気管)がある。 流し台 横の排水管 縦の 排水管 通気管
水の流れ
汚れ
音・空気

出てくる部品

押すと、図の中のその部品が光ります。

現場ではこう見える

排水の不具合では、まず「どこで流れが止まっているか」を見ます。流れが遅い、ゴボゴボ音がする、においがするは、詰まり・傾きの不足・空気の通り道の不良のどれかが関係していることが多いサインです。

地下など、重力では流せない低い場所の排水は、いったん排水槽にためて、ポンプでくみ上げます(排水ポンプの自動運転)。においを止める水(封水)が空気の動きで引っぱられる話は、排水トラップと封水で見られます。

3問チェック

問1 ふつうの排水が流れていく力は?

問2 横の排水管に傾きがないと、どうなりやすい?

問3 通気管がふさがると、どうなりやすい?

次はこれ

さわる前に

・排水管や排水槽の点検・清掃は、衛生と安全(汚水、狭い場所、酸素が足りないおそれのある場所)に気をつけ、職場のルールに従って報告してから行います。

・図は練習用に単純化した例です。傾きの具体的な値や管の太さ、通気のとり方は、建物と基準によって決まっています。